香港2人展

香港でのRachel Cheungさんとの2人展は2月11日に終了しました。大館という元は警察・監獄の施設だったものをリノベーションして新たなアートスポットになっている施設内にあるContemporary Crafts Centreでの展示でした。まだ新しい施設で、香港の刑事・司法施設の歴史を伝える展示の他にレストランやカフェ、美術館もあり大変賑わっていました。ギャラリーもとてもきれいで素敵な空間です。オーナーのSusannaさんは親切で素敵な方でした。

今回はRachelさんの工房を見学させていただきました。彼女の工房はJCCACという大きなビルの中にあります。ここは大きなビル全体が貸し工房になっており、陶芸、ガラス、木工、絵画、デザイン、漆、生け花など様々なジャンルのアーティストがそれぞれの部屋をレンタルして制作したり教室を開いたりしているようです。昔は綿産業、印刷業などの小さな会社や工場がたくさん入っているビルだったのが、時代の流れとともにそのような産業が衰退して会社が無くなったところをアーティストのための施設に転用したようです。香港は家が狭いので、多くの人がこのように工房を借りていると聞きました。Rachelさんは1つの部屋を更に3人でシェアして使っているようでした。もう一部屋別に借りていて、そちらでは陶芸教室をしているそうです。

香港の人たちは控えめな雰囲気もありつつ親しみやすく、オープニングではなぜこの釉薬を選んだのか、金彩にはどのような意味があるかなど熱心に質問してくれました。こちらのギャラリーが漆や陶芸などの現代工芸の作品を専門に扱っているということとRachelさんの陶芸教室の生徒さんがたくさん来てくださっていたからだと思います。

ちなみに香港といえば飲茶・中国茶というイメージがありおいしい中国茶を楽しみにしていたのですが、実際は香港の若い人はコーヒーを飲むことが多いのだそうです。食にはうるさいけれどお茶に対してはそこまでの熱量は無いようだとも聞きました。中国茶カフェのようなお店ではそれなりに若い人も見かけたけれど他の国からの観光客だったのかもしれない。香港ではお茶といえばプーアールや鉄観音を飲むことが多いということで、本格的な中国茶専門店でプーアールと鉄観音を飲みました。私のように香港で中国茶を飲みたがる日本人が多いのか、日本語が話せる店員さんが2人もいてびっくりした。

Whispers of White 白色低語 : A Duo Exhibition of Ceramists

香港でRachel Cheungさんとの2人展が開催されます。大館というところにあるギャラリーです。

Whispers of White 白色低語

会期:2026年1月24日~2月11日
会場:Contemporary Crafts Centre The Gallery by SOIL
Shop 102, 1/F, Barrack Block, Tai Kwun,
10 Hollywood Road, Central, Hong Kong
時間:火曜日~土曜日 12時~18時

https://www.contemporarycraftscentrehk.com/

Dates : 24 January – 11 February 2026 

Opening Hours : Tue – Sat  12-6pm

(Sunday & Monday by Appointment only)  

Venue : Shop 102, 1/F, Barrack Block, Tai Kwun,

10 Hollywood Road, Central, Hong Kong

This exhibition showcases the unique responses of ceramists Rachel Cheung and Tomomi Tanaka to the interplay of materials, textures, and forms. Through their distinct hand-building techniques, they explore the intricacies of clay, allowing their thoughts and emotions to manifest in tactile expressions. "Whispers of White" invites viewers to witness the delicate balance of creativity and craftsmanship as each artist conveys their journey through the art of ceramics.

KOGEI Art Fair Kanazawa 2025

金沢で開かれるKOGEI Art Fair Kanazawa 2025に出品します。これは工芸の新しい美意識や価値観を世界に発信する国内唯一の工芸に特化したアートフェアです。総勢42ギャラリーが集まり展示します。https://kogei-artfair.jp/

私はギャラリーヴォイスのブース(2F-c)にて展示します。

会期

2025年11月28日(招待者限定) 13:00~19:00
2025年11月29日 11:00~19:00
2025年11月30日 11:00~18:00

会場

ハイアットセントリック金沢 2F, 4F, 5F(受付2F)

チケット

前売り 2500円, 当日 3000円

I’m going to exhibit my works at “KOGEI Art Fair Kanazawa 2025” in Kanazawa city. This is Japan’s only art fair dedicated to crafts, providing a platform to showcase new kogei (crafts) aesthetics and values to an international audience. 42 galleries will gather in Kanazawa to exhibit the works of both internationally renowned and up-and-coming artists.
I’ll be at booth 2F-c. https://kogei-artfair.jp/

Dates: November 28 to 30, 2025 (Invitation only on November 28)
Venue: Hyatt Centric Kanazawa 2F, 4F, 5F (Reception 2F)
Tickets: Advanced ¥2,500 Door ¥3,000

好きなかたち展Ⅶ

すでに始まっていますが、ギャラリー数奇さんでの「好きなかたち展Ⅶ」に参加しています。今回は窯出ししたばかりの新しい作品を出品しています。
4日にはオープニングパーティーがあり楽しい時間を過ごしました。

【好きなかたち展Ⅶ】
ギャラリー数奇 https://www.gallerysuki.com/
2025年10月4日(土)~10月19日(日) 祝日除く月・火休廊
10:00~18:00

ギャラリー数奇さんでは次回のぐい呑み展にも出品予定です。

I’m currently participating in the group exhibition “Suki na Katachi VII” at Gallery Suki.
For this show, I’m exhibiting newly fired works fresh from the kiln.
The opening party on October 4th was a wonderful occasion, and I had a great time.

“Suki na Katachi VII” (Favorite Forms VII)
Gallery Suki https://www.gallerysuki.com/
October 4 (Sat) – October 19 (Sun), 2025
Closed on Mondays and Tuesdays (except public holidays)
Open 10:00 – 18:00

I’ll also be taking part in the upcoming Guinomi Exhibition at Gallery Suki.

it may be too personal

フィラデルフィアの Moderne Gallery での個展が、5月9日に無事オープニングを迎えることができました。私は5月の6日から6日間フィラデルフィアに滞在し、その他にもワシントンDC、ニューヨーク、ボストンを訪れました。

ギャラリーは、以前の場所から今年2月に移転したばかりで、とても新しく美しい空間です。中心部からは少し離れた、かつては倉庫街だったエリアにあり、最近では多くのギャラリーが移転してきて、まるでSOHOのような雰囲気になりつつあると聞きました。Moderne Gallery も、元は倉庫だった建物を改装しており、非常に広々としています。

実は、私はもともとこのギャラリーのことをよく知っていたわけではなく、しかも陶芸専門のギャラリーでもなかったため、正直なところ、どんな人たちが運営しているのか、どのような雰囲気の場所なのかについては、インターネットの情報以外には、「良いギャラリーだよ」という他の人の言葉を信じるしかありませんでした。

そんな中、一抹の不安を抱えながら渡米し、初めてギャラリーの方々とお会いしたとき、「ここで個展ができて本当によかった」と心から思いました。展示されている家具作品を見ながらギャラリーの説明を受ける中で、彼らが工房でアーティストが一つひとつ手作りした作品を、単なる家具や装飾品ではなく、アート作品として深い敬意をもって接していることがはっきりと伝わってきました。

これまで私の作品を見た方からは、「鳥のよう」「貝のよう」「花のようで美しい」といった感想をいただくことが多かったのですが、今回のオープニングでは、そういった類のコメントはほとんどなく、代わりに話をしたほぼすべての方から「あなたの作品からはとても動きを感じる」「エネルギーを感じる」「生きているようだ」といった言葉をいただきました。それが何よりも嬉しく、強く印象に残っています。

ギャラリーの人達やお客様と直接お会いできたことやギャラリーの空間や街の様子を肌で感じることができたことに加え、現地に実際に行かなければ分からなかったことや感じることができなかったことがたくさんありました。インターネットで何でも見て知ることができるようで、やはり自分で足を運び本物に触れなければ分からないことがたくさんあると改めて気付かされた、自分にとっての人生の財産になるような旅でした。